税務の話題
“今”検討したい「電子帳簿保存法」のこと②
前月号では、「領収書」のデジタル保存について、ご案内いたしました。前向きにご検討いただいているお客さまが多く、引き続き、ご一緒にお互いの事務効率化に向けて検討していきたいと、強く思っているところです。
今月は、一般消費者相手にご商売をされている方以外の皆さまには必ず関係する「請求書」のデジタル化についてご案内いたします。
おすすめクラウド請求書作成ソフト「MISOCA」
現在、ExcelやWordなどのアプリケーションソフトで作成されている方!業種独自の専門的なものは必要ない!といった方は…
電子帳簿保存法やインボイス制度の対応も考慮し、クラウド請求書作成ソフト「MISOCA」をお勧めいたします!
クラウドなので、インターネット環境さえあれば場所を選ばず作成可能!作成したら、その画面からお取引先さまに請求書を直接送付できます。
また、スマホアプリも提供されていますので、スマートフォンでも作成でき、日々ご多用の皆さまの“スキマ時間”を有効活用できます。
そして何と言っても、皆さまに嬉しいのは「“無料”で利用できること」でしょうか!?
“ずっと無料”は月10通までですが、その他のプランも初年度は無料のため、お気軽に“試して”いただきたいと思います。
証憑管理はデジタル化でスマートに
さらに、発行後は法令に対応した「スマート証憑管理」サービスにて保管。こちらでは発行した書類だけでなく、受け取った請求書も保管できます。
このサービスもクラウドです。受領書類も発行書類も、一つの場所でどこでもすぐに確認できるように考えていきませんか!?
制度のご紹介
まだ募集は継続中! 6月30日締切です!
第10回事業再構築補助金
新型コロナウィルスの感染拡大を受け開始された、この補助金。回を重ねるごとに様々な“募集枠”が創設されており、現在は第10回公募が受付中です。まだまだ“熱い思い”を秘めている方!改めて、補助金の活用もご検討ください。
なお、公式資料におけるこの補助金の事業目的として、以下のとおりの記載があります。
<ご注意ください!>
「補助金」は、以下の順序で進められ、決して「(無条件で)もらえる」ものではありません。
①新規事業内容について補助金申請
②採択
③新規事業に対する経費支出
④支出した経費の申請
⑤経費の確認審査 → 入金
支出した経費については、当然「証明」が必要です。見積書、納品書、請求書、振込票…すべて、事務局が求める形式で揃っている必要があります。また、あくまで経費を支出することが先、申請から実際に補助金を受け取るまでは相当な時間を要します。
採択可否、経費認否について、弊所では責任を負いかねます。
事務所こらむ
日常業務での所感・・・
デジタル化について
取引先から請求書が電子で届くようになった。
専用サイトからダウンロードするように案内が来た。
これから、どう管理していったら良いか…。
といったお話しをお聞きすることが多くなりました。インボイス制度の開始を控え、どの事業者もデジタル化に舵を切ろうとしていることが伺えます。
請求書(証憑)管理サービスのテレビCMも本当に多くなったと感じます。
私たちも置いていかれないように皆さまと一緒にしっかりと検討をしていきたいと思っています。
証憑の重要性
先日、税務調査に同席いたしました。当たり前のことですが、お金(会社の財産)が動く = エビデンスがあると考えられているのだと、改めて感じました。
会計税務の現場では“証憑(しょうひょう)”といいます。
会計税務処理は全て証憑に基づいて行われる、のが大前提です。紙からデジタルになっても変わりません。そして、会社の財産が動いたときは、ご面倒でも、その動きを随時教えていただきたいと思います。
残念ですが、皆さまの日々の活動は、私たちは見えない部分が多いです…。
どうぞご理解ください。
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