税務の話題
改めて検討・活用したい「電子帳簿保存法」
この数か月、事務所通信で取り上げてきた「インボイス制度」と並び、社会的に“2大改正”と言われているもう1つが「電子帳簿保存法」です。事務所通信61号・62号で取り上げたことから、私たちもお話しする機会が増えてきました。
ただ、やはり「でもやっぱり“紙”で確認した方が安心…」というお声も多いのは事実です。
それでも、改めて「リリースされているサービスを便利に使えないか」「今の事務作業をもっと効率良くできないか」を本気で考えていただきたいと思います。
今月は「電子帳簿保存法に対応したサービス」についてのご案内です。
【検討1】受け取る請求書や領収書、紙の山から解放されませんか!?
2大改正に対応するため、弥生株式会社よりリリースされたサービスです。
受領後、すぐにスキャン → アップロードしておけば、「あれ?あの書類どこいった?」も無くなりますね!後日の「あの取引先の請求書を見たい…!」も、検索するだけですぐに見られてノーストレス!
インストールが必要なソフトではないので、インターネット環境があれば、どこでも、いつでも、社内の誰でも確認することができます。
弥生製品をご利用の方(あんしん保守サポート加入 もしくはクラウドアプリを契約)は、追加費用なしでご利用いただけます。そう、使わないのはもったいない!継続して使うかどうかは、どちらでもOKです!「ちょっと試しに」使ってみてください!
【検討2】「案外保管に困る領収書だけでも、とりあえずどうにかしたい…」方は!
無料で使える「弥生 レシート取込アプリ」をご検討ください。
2023年6月にリニューアル!ご利用にあたっては、「弥生IDの取得」と「会計ファイルとの連携設定」が必要となります。
【検討3】発行する請求書もクラウドで作成!
月間10通まで無料で使える「MISOCA」をお薦めいたします。
「スマート証憑管理」とも連携されます。
【検討4】まずは社内から!?給与明細をデジタル化!
今月の注目
読売新聞9月19日(土)朝刊
毎年恒例、最低賃金改定のニュースです。
パートやアルバイトの時給を、最低賃金を意識して設定されている方もいらっしゃると思います。10月1日より改定される見込みです。
月給の方は時給換算したときに、最低賃金以上になっていますか!?ご確認ください!
編集後記
2023年も、いつの間にか半年が過ぎ、日々の業務ばかりで「あっ」という間に過ぎている気がします。いろいろなことをゆっくり考えたいと思いつつ、出来ていない…やっていないことを、そんな日々の業務を言い訳にしているような気もします。
以前、「人生は下りのエスカレーターに乗っているようなもの」と聞いたことがあります。何もしなければ下っていくだけ、ということだそうです。現状維持するにもずっと歩き続けなければならないのです。
インボイス・電子帳簿保存法の2大改正により、新サービスがリリースされ、私たちの業界は本当に過渡期です。
皆さまにとっても、私たちにとっても“最も良いカタチ”を常に探していきたいと考えています。
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