初めて“ChatGPT”の話題を聞いてから、だいぶ時間が経ったような気がします。最近では“AI”が使われているサービスも増え、「AI に奪われる仕事」といったランキング?も話題になりました。
私たちの業界もランキングによっては入っていますが、「上手に付き合っていく」方法を模索したい…と考えていた頃、セミナーを受ける機会がありました。税理士向けのセミナーです。
既に活用している講師によると「実際に使っていくことが大事」とのこと…というわけで、早速使ってみました(GoogleのGemini です)。
あなたは税理士事務所を営む所長です。これからの業務に生成AIを使いたいと思い、セミナーを受けました。感じたことと今後の展開についてコラムを書いてください
「レポートをAIに書かせる学生がいる」という話も聞いてはいましたが……確かに、このレベルを数秒で書いてくれるのであれば、使いたくなる気持ちがよく分かりました(笑)。
ちなみに、少し長すぎたので、更に“指示出し”してみました。
半分くらいの量にしてください
AI時代の情報発信のかたち
こういったホームページの記事を書くのは、実はとても大変です。専門のライターさんなら、もっと“さくさく”仕事が進むのかもしれませんが、素人ではなかなかスムーズにはいきません…。
そう考えると、AIが“さくっと”“しかも無料で”書いてくれるのは、ある意味ありがたいです。セミナーの中で講師が話していたのは、「パワハラちっくな指示出しもOK」ということ。「もっと簡単に分かりやすく」「体裁を整えて」「分量を減らして(増やして)」も、人相手なら気を遣う(もはや最近はNG…)、でもAIにはそのまま言える(むしろ言わないと自分の欲しいものは上がってこない)のです。
セミナー受講後、お客さまと、文章作成を試しに使ってみたことなどのお話しをすると、いつの間にか多くの方が既にお使いになっていて、一様に「実は使ったことがあって…」「すごいですよね!」とのお答え…。さすが、経営者の皆さまはアンテナが高いです…。
それにしても、私たちの仕事は“人とのつながり・相性”も重要なポイントだと思いますし、ホームページの記事は、多少なりとも事務所の“カラー”が出るもの(出せるもの)と思っていました。ただ、こうして書かれた文章もホームページなどで公開されていることがあるかと思うと……。
とはいえ、AIの活用は文章作成だけではありません。ある文書を読み込ませて、指示した要約もあっという間でした。それでも、サイトには「Geminiは不正確な情報を表示することがあるため、生成された回答を再確認するようにしてください。」と小さく書いてあります。私たちは、AIの言葉“そのまま”ではなく、利用することで“気づき”を得て、お客さまに合った“視点”で“私たちの言葉”でお伝えすることが必要なのだと思います。そういった“活用”ができるように、これからもっと“使い方の練習”をして、“質問(指示出し?)スキル”を磨いて、私たちも経営者の皆さまについていけるように頑張ります!